本場・名古屋の超B級グルメ~マウンテンの怪~
名古屋の食文化については数多くの人間が数多くの評論を記しているのであえてどうとかこうとかはいわないが、長い間、生きてきて「これはさすがにどうか…」という食べ物が名古屋にあったんである
その恐ろしい食べ物の名前は甘口小倉抹茶スパ
名古屋B級グルメ、ゲテモノ部門の雄・「喫茶マウンテン」 で食すことが出来る
その名の通り、抹茶を練り込んだ緑色のパスタの上になぜか小倉あんが載っており、それだけではあきたらないのか生クリームまでホイップされている、という恐ろしい食べ物である
なにがスゴイかというとまず匂いがスゴイんである
フォークをパスタにからみつけるのをためらわずにはいられない壮絶な匂いだ
なんというかな…ツンと鼻に来る刺激臭は目が痛いくらいのドギツさ
この段階で挫折する人も少なくないことだろう
匂い問題をクリアしたとして次に襲いかかるのが味、そのものだ
抹茶と生クリームとあんという取り合わせは一見すると悪くはないんじゃないかという気がする
和菓子テイスト、女性ウケしそうな気配さえ漂う
しかし、イメージを軽く越えるほど、とにかく甘い!
しかも、異常に量が多いと来ている
ラーメン二郎 の大ダブルを楽勝で食える人だろうとこの甘さでこの量は完食できまい
相当の甘党でなければ、泣きが入ること必死だ
ちなみに私の場合、5口ほどで泣きが入った
さらに勇気ある人間が食い進んだとしよう
またしても大きな壁にぶつかることになる
中盤を過ぎてくると油問題が浮上してくるのである
とにかく麺にまぶしてある油の量がハンパじゃない
この油量を思えば、「ラーメン二郎の油増し増し」なんかカワイイモンだと思わざるを得ない
甘党の大食いも残念ながらこの油問題でリタイアせざるえなかったりする
これらの諸問題を乗り越えられた者が、完食という栄光を手に入れることが出来るのである
その道は雪山で1人、遭難したときのように辛く長く険しい道のりだったと完食者はいう
ちなみに「喫茶マウンテン」のメニューはどれもこれも強烈だ!
甘口スパシリーズには他にも見た目も強烈な「甘口いちごスパ」(なにせ麺がピンクだ)「甘口めろんスパ」「甘口バナナスパ」などがある。
もちろん、名古屋らしく「味噌煮込みスパ」や「とりスープスパ」、「おしるこスパ」なども健在
その他のメニューでは巨大なカキ氷、パフェ類、アイスが全体の1/2は締めると思われるジョッキ入りのフロート類などメニューはすべてキングサイズ!
さすが「マウンテン」と恐れられているという
愛・地球博に出店してたら、世界を驚きの渦に巻き込んだのは間違いない
●喫茶「マウンテン」
名古屋市昭和区滝川町47-86
営業時間:am 7:00~pm 10:00
定休日:月曜日