まさにディープ・インパクト!思わず目を見開くその味とはいったい…~「焼き肉ともたん」は爪を隠す | B級グルメを愛してる!

まさにディープ・インパクト!思わず目を見開くその味とはいったい…~「焼き肉ともたん」は爪を隠す

引越祝いをしてくれるというので、友達に食事を招待された。

とにかくうまいという噂の焼き肉屋がある 、とのことだった。

しかし、場所を聞いて「ムムム…」とは思わざるを得なかった。

目黒区の住宅街、それも駅からもかなり離れた場所なのであった。

 

私のことを知り尽くしているヤツのことだから、普通のうまい店に連れて行くということはないだろう。

なにかきっと大がかりな仕掛けがあるに違いない。

そう思って、店の前までたどり着いて驚いた。

これがなんともまぁ、町の中華料理屋風 とでもいうのか、地元に見事なまでに溶け込んでいる感じのシャビーな店構え だったのである。

何の情報もなくて店の前を通ったら確実に通り過ぎてしまうことだろう。

 

本当にここがうまいのか

過去、さまざまなB級店を見続けてきた私であるが、今回ばかりは謎、というしかない。

あまりB級店の匂いが漂ってこない のである。

どんなに普通さを装っていたとしてもB級店には隠しきれないなにか、が漂っているものである。

ただならぬ雰囲気そこはかと漂う美食の香り

しかし、ここ「焼き肉ともたん」は普通すぎる としかいいようがない。

たとえば、いわゆるB級店が絶対に忘れられないインパクトの強いクラスメイト、だとすると「ともたん」の場合は、なんか顔も忘れちゃう感じの地味なクラスメイト 、といった役回りなのである。

 

ギーッと扉を開けて入ってみた。

店内も極めて地味である。テレビからは野球中継が流れている

いかにもの地元焼き肉屋 、といった風情だ。

食にこだわるヤツのことだからなにか仕掛けがあるのではと思ったが、今回ばかりは失敗したか、と思った。

 

zabuton


しかし、肉が出てきてブッたまげた。

店構えからはとても想像できない、ヤル気マンマンの肉 なのである。

まず一番最初に頼んだのは通称・ざぶとんといわれる肩ロース である。

これが焼き肉界ではありえないくらいの肉厚

さすがざぶとんと言うだけあってステーキといってもいいくらいだ。

表面に焦げ目が付き中がジューシーになったくらいを見計らって1枚、口に運んでみる。

 

 

なんというかなぁ……

思わず目を見開いてしまう 。そんな感覚っておわかりになるだろうか?

つまりマジで!」という衝撃 なのである。

ウマイとかそんな言葉を発している場合ではないのである。

エー、なんだこれは、見たことも聞いたこともないぞ 」と目の前の網で焼かれているこの肉がいったい何者なのかを確認しなければならない

そんな感覚であった。

 

塩でお任せ、ということにして豚トロやハラミ、ホルモン などが次々と出てくる。

塩味というとレモンがつきもの、と思われている方も多いかと思うが、

ここの肉にはしっかりとした下ごしらえ がしてあるのかすでに絶妙な味加減になっている。

ちょっと幸せな気分になってくる。

引っ越しの重労働で疲れきった体にみるみるエネルギーが充填されていくのが手に取るようにわかる。

 

最後はタレカルビをガス炊きのご飯 と共に味わう。

ごちそうさまでした。

そういえば最後に出されたパイナップルも軟弱な筋張りパイナップルが多い中で、グワシとした歯ごたえがあって美味でした。

 

takashima


まさか俳優がこんな店を知っているとは意外だなぁ…

連れてきてくれた高嶋政伸クン ありがとう。「こち池 」頑張ってください。

でもって、一緒にいった尾崎右宗クン は5/27日までTBSの昼ドラ「湯けむりウォーズ 」に出演してます。

こちらもよろしく。

 

高級店でうまいものに出会った時よりも超B級店で信じられないものに出会った時の方が感動は大きい

味に穴場感がプラス されて運命の出会いみたいに感じるからであろう。

 

B級人間はB級を知る 、とよくいう。

っつうことは高嶋政伸はB級人間ってことになるなぁ…

持つべきものはB級の友達 、ってことで。

 

●「焼き肉 ともたん」

 目黒区油面付近


高嶋政伸HPはこちら

尾崎右宗HPはこちら