哀愁のぴょんぴょん舎 ~ラゾーナ川崎の「ぴょんぴょん舎オンマーキッチン」~ | B級グルメを愛してる!

哀愁のぴょんぴょん舎 ~ラゾーナ川崎の「ぴょんぴょん舎オンマーキッチン」~

川崎駅前に出来たラゾーナ川崎プラザ に行ってきた。
シネコンやらビッグカメラやらがあって、なかなかツカエそうな施設である。

チッタもいいが、ラゾーナの方が規模が圧倒的にデカイ。

お台場チックな施設といえよう。


で、こういう場所のレストランなんてものはB級グルマンには縁遠い店ばかりであるからして、

興味も何にもなかったりする。

チラとラインナップをみてみると中目黒で人気のジンギスカン屋「くろひつじ」が目立つくらいで、

これといって行ってみたくなるような店がまったくない。

いくつもの店が寄り集まった屋台村のようなフードコートもあるが、

どうもこういう場所は落ち着かなくていかん。

かつてのデパートの食堂のような趣があれば別なのだが、

それもまた望むべくもない。

というわけで、普通ならば素通りするところなんだが、

ふと見ると「ぴょんぴょん舎」の名前があった。

盛岡の冷麺の名店である。

私も昨年春に訪れて美味に舌鼓を打っている。

http://ameblo.jp/b-classgourmet/day-20060512.html


ぴょんぴょん舎といえば、昨年銀座に店を出店しており、

ラゾーナ店が岩手県外2店舗目になる。

まさか本店と同じ味は望むべくもないとはわかっていてもついつい足が向いてしまった。

ぴょんぴょん舎オンマーキッチン」と名付けられた店は果たしてどんなお味か?



ぴょんぴょん舎
(フードコート内だけに騒がしい)


店にはちょっとしたカウンター席があり、ここならばフードコート内の喧噪の中で食べなくて済む。

盛岡冷麺(850円)を注文し、できあがりを待つ。

ものの2,3分でサクッと出来上がる。

なんだかとても早い。

こういう店だけに早い、というのは必須条件なのであろう。


で、できあがりを見てみるとそれは似てはいるんだがちょこまかと違う。


ぴょんぴょん舎
(ラゾーナの冷麺)



pyonoyon
(盛岡本店の冷麺)


比べてみていただければおわかりかと思いますが、見た目の美味さ感というのがまったく違う。

芸術品と落書きくらい見た目が違う

それはまぁよい。

なにせここはスピード勝負の店だ。

見た目で劣るのは仕方がない。

問題は味が良ければいいんだが…


と、あることに気がついた。

ラゾーナの方にある肉だ。

ドライフーズの肉

これを私は昨年食べたことがある。

玉川高島屋で購入したぴょんぴょん舎の冷麺セットに似たようなドライフーズがついていた。

もしかして、と私の脳裏に黒い霧がもやもやとかかりだす。

で、食べてみる。

これは市販されている冷麺セットの肉なんじゃなかろうか、という疑いが濃くなる。

こういう仕掛けがあったのか…


とはいえ、あのツルツルシコシコの麺は健在であった。(それは冷麺セットでも味わえたが)

それでよかろう、多くは望むまい。

なにせここはフードコートなんであるから…

やはり食事というのは店の雰囲気、というものもものすごく大事なんだなとあらためて確認した次第です。

やれやれ


●「ぴょんぴょん舎オンマーキッチン」

神奈川県川崎市幸区堀川町72-1

電話:044-874-8057

営業時間:10:00~22:00

定休日:無休