下町を巡る極上酒場の旅 その③ ~曳舟「赤坂酒場」の国際感覚とは?~ | B級グルメを愛してる!

下町を巡る極上酒場の旅 その③ ~曳舟「赤坂酒場」の国際感覚とは?~

そして、いい感じの我々は3軒目の店へと向かった。

店の名前は「赤坂酒場」。

あたりはシャビーなことこの上ないが、店はにぎやかであった。



赤坂酒場
(正しい佇まいの大衆酒場である)



で、何を飲もうかと見てみるとなんだか下町の酒場チックでないものがいろいろと並ぶ。

フランス焼酎 パリ野郎

カナダ焼酎 カナディアンロッキー

アメリカ焼酎 霧のサンフランシスコ


は?という感じだ。

どこからどうみても由緒正しい下町酒場なのだが、飲み物が尿だ…いや妙だ。

他にも人類最古の酒 ミード(はちみつ酒)とか謎のどぶろくとかがある。

とりあえずは、赤坂地ビールなるものを注文してみる。

地ビールとは謳っているが、その実はホッピービアである。



赤坂酒場
(ホッピービアな赤坂地ビール)


連れはチャレンジャーなのか、ミードに挑戦だ。

なんでもクレオパトラが愛した酒だということである。


赤坂酒場
(あまーい謎のミード)


なんでも蜂蜜を発酵させて造られた酒で、
その名も『シークレット・オブ・クレオパトラ』というらしい。

ハチミツが美容によいらしくクレオパトラも愛飲していたとのことだ。
ヨーロッパでは1万年以上前から造られており、“人類最古の酒”とされるという話だが、

ハチミツ酒なので甘いことこのうえない。

酒場で甘い酒ってのはさすがにいただけないのではと思うが、

そこは国際感覚あふれる大衆酒場なだけにこれもまた人生なのであろう。

やれやれ。

というわけで、我々はレバ刺しを肴に自家製のどぶろくなんぞを飲みつつ、たゆたゆと過ごす。

やはり大衆酒場というのはモツ焼きやレバ刺しにホッピー、というのが最強の組み合わせであって、

銘柄のいい吟醸酒や芋焼酎のロック、というのは気分ではない。

(やっぱりミードも気分ではない)


赤坂酒場
(やっぱレバ刺しっすよ、人生は)


怪しげな酒にそろそろ怪しくなり出した我々は次なる店へとまた向かうのであった。

目指すは本所吾妻橋…

果たして無事にたどり着けるのやら…


●「赤坂酒場」

東京都墨田区東向島2-30-9

電話:03-3611-5822

営業時間:17:00~22:15

定休日:日曜、祝日