豪快なのか?投げやりなのか?あまりにあんまりな巨デカ寿司 ~犬吠埼「島武」の日本一のタコ
回転寿司屋において「デカネタ」というの一つの武器であるあけだが、
どこまでデカければいいのか?についてはあまり論じられていない。
普通にデカイのはありがたいものであるが、あまりにデカすぎるとそれは罪だ!
そもそも寿司というのは一口で食べられるくらいの大きさであるべきものだ。
一貫の寿司を半分に分けて食べるというのは見た目も美しくないし、シャリがボロボロこぼれたりなんかして最悪の状態になったりもする。
よって回転寿司界においてもギリギリ一口で食べられるくらいのデカネタが最もエライとされているのだが、中には当然のごとく、掟破りのデカネタってやつがある。
ちなみにデカイというか長いネタなら穴子の一本握りが定番となっているが、中にはこんなネタもある。
デカネタで有名な埼玉の回転寿司屋「江戸や」の特大マグロだ。
ネタの長さは約24センチ。デカイというかとにかく長い。
まさしく穴子の一本握りのマグロ版ってところだ。
ちなみにこいつも普通に食べたら一口では無理なので、こうやって食べるのが良い。
ネタでシャリをグルッと巻いてしまうのだ。
これならば一口でパクッといける。
なんか海苔の代わりにマグロを巻いた軍艦のようである。
上にネギトロをのせたらマグロネギロトロ軍艦となるだろう。
興味のある回転寿司業界の方はご連絡ください。
で、どんな形であると食べられれば問題ないわけだが、中には「こいつはどうやって食べるのか?」と疑問になる寿司がある。
それが千葉県は犬吠埼にある「島武」という回転寿司屋だ。
ここのデカさとうのは普通のデカさとは異なるものなのである。
普通のデカネタというのはそのデカさに感心したり、有り難みを感じるものだが、
ここのは寿司はあまりにおおざっぱ。
なんだか投げやりなんではないかと思うほどのデカさなのである。
ちなみに普通の寿司でもこんな感じだ。
軍艦の上に白魚がてんこ盛りになっている。
こうなるともはや寿司でもなんでもない。
どーーやっても一口で食べることなど不可能だからである。
ここの寿司は一事が万事こんな感じであるため、
怖いモンみたさで千葉のみならず、東京、神奈川、栃木、茨城などからも集まってくる。
駐車場には県外ナンバーのオンパレードだ。
その中でもナンバー1ネタというのがこれだ!
大タコ(315円)。
見た目通り、あんまりに投げやりなデカさのタコである。
はっきしいってただのブツ切りですぜ、ダンナ。
あーたこれをどうやって食べろっていうわけ?
ただのタコ足のブツ切りを小さく丸めたシャリの上に置いただけの代物である。
あんまりである。
これを寿司だといって回している島武もおそろしい。
見た目のインパクトもさることながら食べにくさにおいても日本一のネタであることも間違いない。
一口どころか二口でも三口でも不可能な形状だ。
それこそ、半分口に入れるもタコ足が半分口からはみ出ているというコントみたいな状況になってしまう。
サザエさんとかがやりそうだな
おそらく見た目のインパクトでこのタコにかなうものは回転寿司業界にはあるまい。
回転寿司道とはげに恐ろしき世界なんである。
●「島武」
住所:千葉県銚子市天王台10195-1
電話:0479-22-2862
営業時間:11:30~20:00
定休日:火曜日